雑記

最近の携帯会社と格安SIM・5Gについて、ふわっと解説

携帯業界、特にキャリアの値下げの話題や格安SIMなど、なんかいろいろざわついてたりしているので、簡単に解説したいと思います。

このあたり、なんだかよくわからん。という人はご参考になれば幸いです。

ひとまず用語解説。MVNO、MNOとは

まず基本情報というか背景から解説したいと思います。

MNO(えむえぬおー)とは

Mobile Network Operator(移動体通信事業者)の略です。

自社で無線通信設備を持っています。大手キャリアと呼ばれたり。

  • ドコモ
  • KDDI
  • ソフトバンク
  • 楽天

MVNO(えむぶいえぬおー)とは

Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略です。

MNOから無線通信設備を借りて営業しております。格安SIMと呼ばれたり。

  • UQモバイル
  • IIJmio
  • OCNモバイルONE
  • mineo

など。

具体的にどう違うのか

アパートで例えると、

キャリアが空き物件を持て余していて、持っているだけでも費用がかかり、もったいないので、MVNOという仲介業者に安く貸し出して、安い家賃で募集をかけている感じ。

また、キャリアは、ひとり一部屋のイメージですが、MVNOは、シェアハウス的な感じで一部屋に何人も入っているイメージになります。

そんなに使わないのに値段が高いのは嫌だ。という人には、MVNOが向いていると思います。

仕事でよく使う。または、安心安全を重視。という人にはキャリアが向いていると思います。

MVNOがやばいことに?

最近、政府から後押しされて、キャリア各社が月額20G 2,980円などの新プランが発表されました。

この登場により、いままで月額料金の安さを強みにしていたMVNOがやばいことになるかも?

さらに、楽天からは~1Gまで無料、~3Gまで980円と、段階型の新プランが登場しました。(Rakuten UN-LIMITⅥ)

MVNOは、いままで主に低容量向けにサービス提供していたため、この低容量・低価格の強みが奪われかねない状況になりました。

レンタル料の値下げを総務省にお願い中で、2021年2月末には発表しそうとの事でしたが。

その後、続々と新料金が発表されております。

しかし、まぁ

低価格帯だけで勝負できなくなりそうなので、今後の動向が気になるところです。

ガラケーから格安SIMに変えて約1年使ってみた 携帯電話は、ガラケーで十分と思っていた私が、スマフォに移行する決意をしたお話と、約1年使ってみた結果などの報告です。 スマフォが...

以前にも紹介してましたが、私はOCNモバイルONEを使っており、こちらは2021年3月末頃に新料金プランが発表されました。

1GB税込みで770円との事で、前より値下げがされてうれしいのですが、どうしようかと考えております。

キャリアもやばいことに?

これから5Gが標準になろうとしておりますが、今回の思い切った値下げで、設備投資が苦しくなると思われます。

5Gとは、現在のスマホの通信が4Gですが、この4Gの次世代通信になります。

とにかく、めっちゃ早くて便利になると騒ぎ立ててました。
4Gの何十倍、何百倍の速さでダウンロードできる~とか。遠隔で医療手術できるようになるかもね~とか^^;

5Gの必要な基地局の数は4Gの倍

5Gを実現するためには、基地局が膨大に必要になるとか。

というのも、4Gでは、電波は水の波紋のように広範囲かつ長距離に隙間なく電波が届きますが、5Gでは、電波がレーザービームみたいな直線の電波になっているイメージです。

そのため安定して電波を中継するのに必要な距離が、100mぐらいとのことです。

自動販売機より基地局が多くなる日が来るかもしれません。

電柱や街灯に取り付けてくみたいなのを聞いたことがありますが、関係者ではないので実際のところは不明です。

話を戻して、今回の思い切った値下げで、ただでさえお金がかかるというのに、基地局の設置予定が大幅に遅れるかもしれません。

しばらく数年は(とくにわたしのような田舎のほうでは)、基本4G、運良ければ5Gで接続できるかもね。という状況が続きそうな気がします。

しかし、まぁ

5Gになったところで、私はメール、あとはたまにWebページ見るだけなんですけどね。
例えると、伝説の剣を手に入れたけど、キャベツの千切りとかでしか使わないみたいな・・・。

健康被害がある?

これは、携帯電話が登場した当初から話題になっているので、今さら感はありますが。

電子レンジの中で生活するようなもんだと思われたりするかもしれませんが、電子レンジの何百分の1の強さなのだとかどうとか。死にはしないと思います。

しかし、まぁ

スマホ依存による健康被害のほうが心配ではありますけどね。

(おまけ)楽天モバイル解説

いろいろ騒がれているので、おまけにざっくりと解説いたします。

契約すると、1年間無料(通話通信無制限)のサービスが発表され話題となりました。

300万人突破次第終了ということでしたが、約1年ちかく経過したにも関わらず、まだ達成できておりませんでした。

1年間無料なので、応募が殺到して1ヶ月以内に終わるかと思われたのですが・・・。

ですがその後、新プラン発表で契約者数も増大したとのことで、300万人達成したというニュースが聞けました。

つながりにくい?

なぜ応募が殺到しなかったのか。

というと、やはりつながりやすさでやや難があるようです。

楽天の自社の基地局は、1.7~1.8GHzの周波数帯のみ。
Band 3 [1.7 – 1.8 GHz](1730MHz~1750MHz/1825MHz~1845MHz)

つながらないエリアでは、KDDIの基地局を借りている感じ。
Band 18 [800 MHz](815MHz~830MHz/860MHz~875MHz)

そのエリアの契約数が一定数以上になったら、KDDIの基地局(中継アンテナみたいなもの)は全て解約して、自社基地局のみにするとの事ですが、そうするとつながりにくくなるという問題が。
(実際に関東で実施されたときは、つながらなくなったというお話が殺到したそうな。)

KDDIから借りている800MHz帯は、広範囲に隙間なく電波が飛んでいますので、つながりやすいです。(プラチナバンドとか言われてたり)

自社の1.7GHz帯は、直線的な電波になり、広範囲には拾いにくくなります。

わたしのところのような田舎ならいいのですが、都内のビルが建ち並んでいるところや室内・地下鉄など、電波が入りづらくなることはあるそうです。

解決するためには、基地局をもっと増やしていくしかなく、それだけでも膨大な費用がかかってしまいます。
他、そもそもプラチナバンドを取得できればよいのですが。出来そうな噂は無いですね。

郵便局から出資が

最近、日本郵政が楽天に出資するといったニュースがありました。

これにより、郵便局内で楽天モバイルの販売やサポートなどのサービスも行われるそうですし、なんと郵便局という好立地の場所に基地局を設置できるようになるので、これは大きな強みだと思います。

近年、楽天モバイルの事業は赤字続きでしたので、このニュースに対してもマイナスなイメージなお話が多かったりしますが、一方でそれぞれ得意分野で協力し合うことが出来れば、先行きは明るそうな気もします。

郵便は効率化(IT化)、楽天は配送面など。

これからの動向がとても気になるところです。

しかし、まぁ

日本産の新キャリアということで、個人的には是非とも応援したいところではあります。

最後まで見てくれてありがとう。

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